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ヘッドジャッジインタビュー: Planes Walker’s Cup 中嶋 智哉

2015/03/01 00:00 



By Yuusuke Kanazawa


【PPTQ制度とPWC】


--この度はPWCC2015開催おめでとうございます。

中嶋 :ありがとうございます。






――今回のインタビューでは、主にPPTQ制度を中心としたお話しをお伺いします。
  昨年12月から始まりましたPPTQ制度ですが、PWCでは何回ほど開催されましたか?

中嶋 :計5開催でヘッドジャッジをしましたが、いずれもPWC名義では行っていません。
PWCとして開催してしまうと、PWCポイントレースに参加しているプレイヤーが抜けた場合、そのプレイヤーは同じシーズンのPPTQに参加できなくなり、ポイントレースで不利になってしまう。それを防ぐのが理由でした。

――PWC参加者への配慮があったわけですね。

中嶋 :これに少し関連する話なんですけど、2014年度から国内GPTを兼ねたPWCが開始されました。
PWC名義ではない時に「え、今日はPWCじゃないの」と聞かれることもあって、プレイヤーにとってPWCへの参加価値が上がったのだと実感するようになったことが変化のきっかけです。


――今後はPPTQ兼PWCという形での開催もあるのでしょうか。

プレイヤー、店舗双方からもPWC名義で開催してほしいというお声は頂いていました。
そこで悩みはしましたが、PPTQを抜けたプレイヤーへの折衷案を織り込んだ上で、「PPTQ兼PWC」を開催することにしました。
新宿開催と神奈川開催のPPTQでは一回ずつはPWCを兼ねますが、それ以外はPWC名義にしないというものや、抜けた人に追加ボーナスとしてポイントを付与するといった案を検討しています。

なお、この変更によって無印だったPPTQの一部がPPTQ兼PWCになるので、イベントの数自体は減らずにPWCが増えるということになります。




■ PTQからPPTQになって

――PTQからPPTQに移って感じたことなどはありますか?

中嶋 :プレイヤーからはPTQがなくなって楽になったという声も聞きます。
ジャッジ視点で見ると、PTQほど密度の濃い大会スケジュールではなくなったので緊張感が薄くなったように感じますね。

PPTQになってからは店舗との調整をする機会は増えました。
店舗によってシーズンの序盤、終盤といった開催時期の意向もありますので、そういった意向に沿って調整を行います。
基本的にはシーズンの序盤に開催してほしいという要望が多いですね。

――PPTQへの参加者は平均して何人ほど来ますか?

中嶋 :平均して80人ほどで、やはりシーズン始めの方が多いです。
関東だけでも1シーズンに20~30人は抜けるので、後半になるほど影響しますね。

――PPTQ制度への感想等はありますか?

中嶋 :制度自体は続くとは思いますが、PPTQを抜けたプレイヤーがそのシーズンのPPTQに参加できない制度は変えたほうがいいと思います。
例えば、チームのリーダーやムードメーカーが早い段階でPPTQを抜けると、チームの中心である彼らは残りのシーズンのPPTQに参加できなくなる。
そうなると、チームの残りの人たちの参加意欲にも響いて参加者は減ってしまい、それは結果的に誰も幸せにはならないだろうと思います。



■ PTQの思い出

――この度、PTQ制度に幕が降りたということで、PTQで思い出深いエピソードをお聞かせください。

中嶋 :ある時まで、リミテッドのPTQで参加者が100人を越えることは日本国内ではほぼ無かったんですよ。
そのある時というのが、PWPシステムが導入されてからなんですね。

PWPが施行された後に開催された『M10』のリミテッドPTQでは約250人以上という想定を上回る参加者が会場に来て、途中で定員である226人を越えてしまったために何人かに参加して頂けなかったことがありました。
参加できなかった方には本当に申し訳がありませんでした。

――今でこそPTQのような予選大会は予約が主流となりましたが、当時は当日受付で参加できましたね。

中嶋 :GPまで行くともう難しいですけど、PTQのような大会は予約無し参加できるのが理想とは思います。
ゲームセンターに遊びに行くのに予約なんてしないじゃないですか。
マジックは競技性とエンタメ性の二つの面がありますけど、どちらかと言えばエンタメ性に寄っていってほしいですね。

――最後に、PWC参加者へ一言お願いします。

中嶋 :身体に気を付けてご参加ください。特に徹夜はよくないですよ。大会前日に徹夜しても頭が寝てて勝てないので。
睡眠不足は私自身にも言えることなのですが、ベストコンディションで是非マジックを楽しんでください。

――本日はインタビューにお応え頂き、ありがとうございました。

中嶋 :ありがとうございました。