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プロになるまでの旅。プロとして過ごす日々

2018/01/10 00:00 

    • Luis Salvatto
    • Hareruya Pros Blog

Translated by Takuma Kusuzawa

原文はこちら
(掲載日 2018/01/05)

はじめに -プロプレイヤーになるまで-

二年前は、俺はプロツアーを目指すプレイヤーの一人だった。

2011年、アルゼンチン選手権のトップ8を経て、サンフランシスコで開かれた世界選手権2011の参加権を手に入れた。それ以降は、PTQトップ8や準優勝は何回かあったけど、参戦は叶わなかったんだ。

2014年に、チリ・サンティアゴのスーパーサンデーシリーズ予選を勝ち抜けて、スーパー・サンデー・シリーズ チャンピオンシップ 2015を勝ち取っても、プロ戦線に名を連ねるには至らなかったな……。

RPTQという新しい制度になってからは、週末に働いていたこともあって、なかなかPPTQに参加できずにいた。そんな中でも何度か出場しているうちに、これもサンティアゴで行われたプロツアー『イニストラードを覆う影』の地域予選への参加権を勝ち取れた。

ここで8位でトップ8に滑り込み、準決勝に辿り着いた。俺の友達であるセバスティアン・ポッツォも2位抜けで準決勝に望んだので、運良く出場枠を争うことなく、二人そろってプロツアーへの出場権を手に入れたんだ。

Sebastian Pozzo

セバスティアン・ポッツォ

初めてのプロツアーは、変なデッキを使ったにも関わらずドラフトで6-0、構築で6-4の7位で、驚くべきことにトップ8でスタートできた。だから、幸運にもそれ以降RPTQに出る必要はなくなった。

結果、シルバープロに到達したんだ。

プロプレイヤーとして、世界を旅する

その後は、シドニーへ行くのにビザのトラブルがあって、プロツアー『異界月』は出場しなかったんだが、次のシーズンをプロツアー二回の招待、内一回は航空券付きで、さらにワールド・マジック・カップのキャプテンも決まっている、という状態で迎えた。

そのときの目標は次の年にゴールドレベルになることで、大きなトーナメントに出かける予定が少なくとも3回あったから、すごく楽しみだったんだ。

何週間かあと、グランプリ・ロッテルダム2016マルシオ・カルヴァリョ、ハビエル・ドミンゲスと一緒に出場するというとんでもない提案をもらったんだ。この二人と一緒にチームが組めるなんて思いもしなかったから、空も飛べるような気分だった。「次のシーズンは最高になるに違いない!」と確信していたね。

アルゼンチンで個人的なトラブルがあったため、ホノルルで開かれたプロツアー『カラデシュ』の前はあまりプレイができず、ドラフトの練習が不完全だった。プロツアーは0-3でスタートしたものの、Antonio Del Moralのおかげで環境のベストなデッキを掴めたので、続くスタンダードで5勝の巻き返しができた。

Antonio Del Moral
画像はマジック・ザ・ギャザリング 英語公式ウェブサイトより引用しました。

次の日のドラフトは勝ちきり、そのあとも二勝して、10-3まで行ったんだ。次のラウンドで負けてしまって10-4になったけど、最後の二戦は勝って15位で終われた。マジックのことを色々学べたし、何よりドラフトで0-3したあとの切り替えを経験できたことは大きいね。

プロツアーが終わってからの何ヶ月かは、怒涛の日々だった。ホノルルから帰ってきて何週間か後、グランプリ・サンティアゴ2016でトップ8に入賞した。この街は俺のことを好きみたいだな、俺も大好きだけど。そして、ワールドカップに向けた旅が始まり、グランプリ・ロッテルダム2016でマルシオとハビエルとチームを組み優勝。これは俺にとって夢が叶った瞬間で、彼ら、そして俺自身に実力があると証明できたと思っている。

次の大会、グランプリ・プラハ2017は11-4で終えたから、アイルランドのダブリンで開催されるシーズン二つ目のプロツアー『霊気紛争』前にプロポイントが31点になった。プロツアーではデッキ選択を間違えてしまって、二日目には行けなかったんだけどね。

プラチナ・レベルまであと一歩! しかし……

この時点では、プラチナに届くかもしれないとすごく期待していた。次に出たグランプリ・ポルトアレグレ2017ではトップ8。ここでは、フランシスコ・シフエンテスに負けたんだけど、それから彼とは親友になり、グランプリ・マドリード2017でチームメイトとして決勝まで進む仲になったんだ。

俺の人生の中で間違いなく一番劇的な時期で、出場するどの大会でも勝って勝って勝ちまくった! ここまで、シーズン内の全グランプリで最低でも11-4できていたんだけど、そのあとは状況が変わった。

練習する十分な時間を確保できず、そして時にマジックは厳しさを教えてくれる。次のナッシュビルでのプロツアー『アモンケット』は8-8フィニッシュで、プロポイントは合計43点。グランプリのキャップも6-4-4-2-2-2で全部使っていたから、プラチナに届くためには、最後のプロツアー『破滅の刻』を11-5で終えなければならなくなった。

京都で開かれたシーズン最後のプロツアーは、結果だけ言うと10-6。49プロポイントでシーズンが変わり、世界ランキング27位で終えた。プラチナ・レベルまで1マッチ足りなかった、というのが悲しくもあったが、シーズンの初めを思い返せば目標であるゴールドには到達できたし、次のシーズンのプロツアーは丸々出場が保証された。そして旅の中でたくさんのことを学んで、ものすごく幸せだったよ。

仲間と共に挑む、今シーズンの目標

昨シーズンは俺だけじゃなく、47ポイントで終えた世界選手権2017の出場も果たしたセバスティアン・ポッツォにとっても素晴らしいものだった。彼もプロツアー『破滅の刻』を11-5で終えて、プラチナまであと一勝足りなかった。ただし、これはまた俺達がシーズン中一緒に旅ができるということだ。仲の良い友人と経験を共にできる、というのはマジックの大切な部分だからな!

Hareruya Latin
画像はマジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイトより引用しました。

俺の話を楽しんでくれたのなら嬉しいよ。次の記事は今のところ18プロポイントある今シーズンの初めについて話そうと思うよ。今年の目標はまたゴールドレベルで終えることだけど、さらにいい結果なら歓迎だ。もしかしたら今年はプラチナレベルになって自分のトークンが貰える、なんてことも起こるかもしれないぜ?

ここまで読んでくれてありがとう。じゃあ、大会で会おう!

ルイス・サルヴァット


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