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Player Focus -トラヴィス・ウー-

2017/11/03 00:00 

    • 晴れる屋メディアチーム
    • コラム

by Jeremy Dezani
Translated by Takuma Kusuzawa

原文はこちら
(掲載日 2017/10/27)

「プレイヤーフォーカス」へようこそ!

「プレイヤーフォーカス」は、世界に名立たるマジックプレイヤーにインタビューする企画です。日本のみなさん、そして世界中へ彼らの事を広めていきたいと思っています。毎回違うプレイヤーを紹介しますので、楽しみにしてくださいね!

今回はトラヴィス・ウー(@TravisWizard)。彼はシアトル生まれのアメリカ人プレイヤーで、MTGに熱烈な想いを持っている人です。彼はデッキ構築や動画放送、色々なMTGのコンテンツを作っていることで知られています。

インタビュー

氏名: トラヴィス・ウー

国籍: アメリカ合衆国

現在 / 生涯プロポイント: 75

プロレベル 2017-2018: ゴールド

職業 / マジック以外の趣味

他のゲームはほとんどしない。バスケットボールやサーフィンみたいなスポーツとか運動が好きだ。マジックは脳を使うので、他では体を使うことをしたい。

マジックを始めたのはいつ、どのセット?マジックを知ったきっかけは?

僕はシアトルで生まれた。兄弟は特進クラスの学校へ進んだのだけれど、彼に紹介されて一緒に遊ぶようになったんだ。初めてあけたパックは『ザ・ダーク』さ。

プロプレイヤーになるまでに、あなたに一番影響与えた有名プレイヤーは?

Kai Buddeだ。彼がマジックで覇権を取っていたとき、ちょうど見ていたのさ。

もうひとりはMichael Floresだ。彼がプロプレイヤーになることなく、プロのマジックライターになったのを見て、いろんなコンテンツを作ろうと思うようになった。

これまでの実績

グランプリトップ8: 3

好きな日本人選手とその理由

渡辺 雄也。彼は素晴らしいプレイヤーで、信じられないほど勝率が高い。八十岡 翔太、齋藤 友晴、中村 修平、津村 健志とも戦ったことがあり、翔太のデッキ構築は好きなんだが、やはり雄也はホントに負けないんだ。

お気に入りのフォーマットとその理由

メンタルマジック。一番実力を問われるし、一番楽しくて、一番クリエイティブなフォーマットだ。

現時点のドラフトでお気に入りのアーキタイプとその理由

『イクサラン』環境は答えられるほど練習していないけど、これから次のイベントに向けてたくさん練習するところさ。

お気に入りのデッキ

モダンでリビングエンドを使うのが特に好きだ。

大爆発の魔道士死せる生暴力的な突発内にいる獣

アグレッシブやコントロール、ミッドレンジやコンボなどでお気に入りはありますか? また、それはなぜ?

コンボかコントロール。それらが使える環境だとすごく嬉しいな。

フォーマットを問わず、今現在、特に気に入っているデッキは何ですか?

モダンの土地なしデッキさ!


Travis Woo 「No Lands」


-土地 (0)-

4 《野生の朗詠者》
4 《ナルコメーバ》
1 《錬金術師の弟子》
4 《猿人の指導霊》
4 《地底街の密告人》
4 《研究室の偏執狂》
4 《欄干のスパイ》
4 《通りの悪霊》
1 《栄光の目覚めの天使》
4 《絡み森の大長》

-クリーチャー (34)-
2 《殺戮の契約》
4 《はらわた撃ち》
4 《不快な群れ》
4 《終わりなき従順》
4 《黄泉からの橋》
4 《睡蓮の花》
4 《霊気の薬瓶》

-呪文 (26)-
4 《否定の契約》
4 《神聖の力線》
4 《溶接の壺》
3 《虚空の力線》

-サイドボード (15)-
hareruya

睡蓮の花研究室の偏執狂絡み森の大長黄泉からの橋

こいつは回すのがすごく楽しいデッキだ。回し方についてはこの動画で見ることができる↓

Modern All Spells

40プロポイントで前のシーズンを終えていますが、GPは3つしか出ていないんですね。もしもっと遠くまで行けたなら、プラチナの52ポイントに届いたと思いますか?合わせて、次のシーズンの目標を教えてください。

確かにもっとグランプリに出ていれば十分に可能だったと思う。が、そうしたいとは思っていないんだ。プロツアーの結果がとても良かったり、数少ないグランプリでこんなにポイントを得られたのはラッキーだった。ただ、グランプリにたくさん出ることでプラチナになれるとは限らない。それより問題なのは、遠くへ出かける機会が多すぎても少なすぎても嫌だということ。たまに行くのが良いのさ。次のシーズンもゴールドを維持するというのはすごく大事というほどではないから、たくさんグランプリに行くかどうかは分からないな。どうなるか見ていてくれ。

マジックを始めるまでは何をしていたのでしょうか?このゲームがあなたの人生に与えた影響は?

5歳で遊び始めたので、特に何かをしていたというわけではないな。マジックの影響はあらゆる方向にあって、人生のほとんどを占めている。マジックがなかったらどうしていたかは分からないけど、どこかのオフィスで働いていたかもしれないし……たぶん……やっぱり違うかもしれないな。言葉にするのが難しいよ。

現在、マジックのコーチとしても活動していますね。どれくらいの生徒がいて、彼らの目標は何なのでしょうか? また、レッスンをする上で成功というのはどのようなことでしょうか?

僕たちのグループは100人近くの規模になっている。何人かはプロで、成長中のアマチュアもいる。やっていることの多くは、お互いを鍛えて、チームワークを高めて、情報を共有しているだけだね。何かを試す必要は別にないんだ。みんなでPPTQやRPTQに出て、何がうまくいくのかを見極めるだけ。そうすれば時間が節約できるってだけさ。

皆の目標はプロツアーの権利を勝ち取り、良いプレイをし、結果を残すことで、僕たちはその手伝いをしようとしている。結果が残れば格好良いじゃないか?自分のプレイ記録をMOで記録したり、ドラフトのピックを共有したりして、僕たちは一手ずつ議論をする。そうして反省をするのが大事なことだと思う。

クレイジーなデッキを作ることで有名ですね。プロプレイヤーでありながら、カジュアルなデッキビルダーでもあるというのは難しいのでしょうか?二人のトラヴィス・ウーがいるのでしょうか?

たぶん二人以上いるんだろうな。少なくとも「作り出すもの、トラヴィス・ウー」と「勝利を目指すもの、トラヴィス・ウー」がいるんだろう。

競技とカジュアルはまったく違うものなんだ。カジュアルなことをしているときは、くしゃくしゃで楽しいことをしたくて、でも大会に出たならば大事なのは勝利することのみになる。僕が競技とカジュアルのモードを切り替えるというよりは、目標に応じてデッキ構築のやり方を変えているのさ。今はカジュアルなものを作っておらず、大会で勝つことに集中している。前のプロツアーでは赤単を使ったわけだけれど、僕の中では最高の出来で、次も似たようなことをしようと思っているね。

マジックに対して大きな情熱を持っていて、たくさんの時間を費やしてきていますが、マジックでの夢は何ですか?それを実現するのはどのようなことでしょうか?

僕の夢に、今していることはそんなに重要ではないんだ。プロとして楽しんでいるけれど、それは必要なことではない。僕の夢はたくさんの人がこのゲームをプレイして、多くの人が学んでくれることだ。ジュニア・スーパーシリーズの復活も夢の一部と言える。子どもたちが旅にでて、戦いの果てにタイトルを勝ち取る。もう今では見られない光景なんだけれど、僕はこのシステムにずいぶんと助けられた。

マジックはソーシャルでもオフラインでも、数学を教えてくれる素晴らしいゲームだ。僕自身はそこまで全力では取り組めていないけれど、友人たちが頑張っているから、その分彼らを手助けしているのさ。

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