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フロンティア・パワーランキング

2017/10/12 00:00 

    • Jeremy Dezani
    • Hareruya Pros Blog

Translated by Yoshihiko Ikawa

原文はこちら
(掲載日 2017/09/22)

少し前に、フロンティアの存在を知りましたが、私はこのフォーマットをとても楽しんでいます。フロンティアの成り立ちを知りたい方は、こちらのリンクをご覧ください。

フロンティアには、私がマジックで愛している、すべての要素が詰まっています。

  • ・強力なカードがあるが、最終的にはフェアデッキを使う
  • 多くの妨害(除去/カウンターなど)を使うことができる
  • ・デッキ構築や新しいアイディアを考えるための選択肢が十分にある

フロンティアの強みは多様性です。アグロ・コントロール・コンボといったすべての戦略、多種多様なデッキがあり、そのすべてが同等のパワーレベルで存在しているのです。

ここでは、私が考える現状でのフロンティアでの上位8デッキをご紹介したいと思います。フォーマットとメタゲームを知る参考になれば幸いです。

8位:《先祖の結集》コンボ


《先祖の結集》コンボ

1 《森》
1 《島》
1 《平地》
1 《沼》
3 《花盛りの湿地》
2 《梢の眺望》
1 《大草原の川》
1 《窪み渓谷》
4 《溢れかえる岸辺》
4 《汚染されたぬかるみ》
4 《吹きさらしの荒野》

-土地 (23)-

2 《シディシの信者》
4 《ヴリンの神童、ジェイス》
4 《サテュロスの道探し》
4 《ズーラポートの殺し屋》
2 《エルフの幻想家》
4 《ナントゥーコの鞘虫》
4 《反射魔道士》
4 《改革派の結集者》
1 《不気味な腸卜師》

-クリーチャー (29)-
4 《先祖の結集》
4 《集合した中隊》

-スペル (8)-
hareruya

ナントゥーコの鞘虫先祖の結集ヴリンの神童、ジェイスズーラポートの殺し屋

このデッキは過去にあった《先祖の結集》デッキとほぼ同一です。

スタンダード時代との一番の違いは、《地下墓地の選別者》の代わりに《改革派の結集者》が4枚投入されている点です。この変更により、《集合した中隊》への依存度を減らしています。4枚の《サテュロスの道探し》のおかげで、《改革派の結集者》は強力な仲間を墓地から釣りあげる機会に恵まれています。《呪文捕らえ》を採用しているプレイヤーもいますが、《改革派の結集者》よりも優れているということはないでしょう。

《先祖の結集》コンボは強力なデッキですがトップメタではありません。このデッキは環境唯一の墓地活用デッキであり、いくつかの「探査」カードと《奔流の機械巨人》こそいますが、プレイヤーたちは墓地対策カードをあまり使用していないため、今後さらに活躍するかもしれませんね。

このデッキへのベストな対抗手段

払拭神聖なる月光没収の曲杖スカラベの饗宴

『イクサラン』からの新戦力候補

帆凧の掠め盗り

《集合した中隊》デッキをプレイする際には、デッキ内のクリーチャー数に細心の注意を払ってプレイする必要があります。しかし、サイドボード後、妨害のためにインスタントやソーサリーが欲しくなると、クリーチャー数を維持することが難しくなります。《帆凧の掠め盗り》クリーチャー数を減らさなくて良い《強迫》として機能するでしょうし、メインボードにも採用する可能性があります。

7位: 4色《サヒーリ・ライ》


4色《サヒーリ・ライ》

2 《森》
2 《山》
1 《平地》
1 《梢の眺望》
1 《燃えがらの林間地》
1 《大草原の川》
4 《吹きさらしの荒野》
2 《樹木茂る山麓》
4 《植物の聖域》
1 《尖塔断の運河》
2 《霊気拠点》

-土地 (21)-

4 《エルフの神秘家》
4 《ならず者の精製屋》
3 《反射魔道士》
1 《刻み角》
1 《不屈の追跡者》
1 《つむじ風の巨匠》
4 《守護フェリダー》
1 《高木背の踏みつけ》
1 《栄光をもたらすもの》
2 《老いたる深海鬼》

-クリーチャー (22)-
4 《蓄霊稲妻》
1 《異界の進化》
3 《ニッサの誓い》
4 《密輸人の回転翼機》
4 《サヒーリ・ライ》
1 《反逆の先導者、チャンドラ》

-呪文 (17)-
hareruya

Rogue RefinerSaheeli RaiFelidar GuardianOath of Nissa

スタンダードで《守護フェリダー》が禁止になる前に猛威を振るったこのデッキを、フロンティアでは再び使うことができます!このデッキは依然強力なデッキではありますが、4ターンキルが決まることはほとんどありません。なぜならアグレッシブなデッキは3ターン目の《サヒーリ・ライ》をいとも簡単に倒すことができますし、コントロールデッキには大量の除去とカウンターがあるからです。

とはいえ、このデッキはアドバンテージに長けているので、ゲームを掌握した後にコンボを揃え、速やかに勝利することができます。

このデッキへのベストな対抗手段

ファイレクシアの破棄者栄光をもたらすもの異端聖戦士、サリア闇の掌握

『イクサラン』からの新戦力候補

レギサウルスの頭目

《レギサウルスの頭目》は3/3恐竜トークンを生み出すだけでなく、速攻を与えてくれます。《密輸人の回転翼機》への搭乗員確保としても優れています。また《サヒーリ・ライ》とのコンボが強力で、この恐竜をコピーすることでお互いに速攻を与え、なんと14点ものダメージを叩きこむことができるのです。《レギサウルスの頭目》のコピーはターンエンドに消えてしまいますが、3/3恐竜トークンは戦場に残ります。「戦場に出たとき」の誘発型能力なので、《守護フェリダー》とも相性がいいですね。

6位: 黒緑《硬化した鱗》


黒緑《硬化した鱗》

6 《森》
3 《沼》
4 《花盛りの湿地》
1 《燻る湿地》
4 《樹木茂る山麓》
4 《ラノワールの荒原》

-土地 (22)-

4 《搭載歩行機械》
4 《歩行バリスタ》
4 《エルフの神秘家》
4 《巻きつき蛇》
4 《マナ喰らいのハイドラ》

-クリーチャー (20)-
4 《致命的な一押し》
2 《強迫》
4 《硬化した鱗》
4 《ニッサの誓い》
4 《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》

-呪文 (18)-
hareruya

歩行バリスタ硬化した鱗ゼンディカーの代弁者、ニッサ巻きつき蛇

Hareruya Prosの原根 健太第9期フロンティア挑戦者決定戦で使い10位という好成績を残したのがこのデッキです。

このデッキは+1/+1カウンターを必要とする様々なカードをプレイします。《マナ喰らいのハイドラ》《搭載歩行機械》《歩行バリスタ》が主戦力となりますが、彼らは圧倒的な速度で育ちます。《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》《硬化した鱗》《巻きつき蛇》の3種が同じ役割を果たし、シンプルなクリーチャーたちを悪夢へと変貌させるのです。

このデッキへのベストな対抗手段

石の宣告厳粛ゲトの裏切り者、カリタス損魂魔道士

『イクサラン』からの新戦力候補

板歩きの刑

このデッキは(黒)(黒)を苦にしませんし、この除去はただ強力です。《奔流の機械巨人》が入っているようなコントロールデッキで使用しても強いですし、このデッキで使用しても《終止》のように働くでしょう。

5位: ティムール《霊気池の驚異》


ティムール《霊気池の驚異》

2 《森》
2 《山》
1 《島》
1 《燃えがらの林間地》
2 《樹木茂る山麓》
4 《植物の聖域》
4 《尖塔断の運河》
1 《伐採地の滝》
4 《霊気拠点》
1 《見捨てられた神々の神殿》

-土地 (22)-

4 《ならず者の精製屋》
2 《龍王アタルカ》
3 《絶え間ない飢餓、ウラモグ》

-クリーチャー (9)-
4 《霊気との調和》
4 《蓄霊稲妻》
3 《検閲》
2 《削剥》
1 《否認》
3 《至高の意志》
2 《天才の片鱗》
2 《破滅の刻》
4 《織木師の組細工》
4 《霊気池の驚異》

-呪文 (29)-
hareruya

蓄霊稲妻霊気池の驚異絶え間ない飢餓、ウラモグ破滅の刻

《霊気池の驚異》と聞くと、自動的にコンボデッキだと思うかもしれません。フロンティアにおいては、このデッキは純粋なコンボデッキではありません。個人的には、このデッキはコントロールデッキだと考えています。スタンダードの青赤コントロールに採用されているカードが、以下のように多数採用されています。

蓄霊稲妻

4

検閲

3

削剥

2

否認

1

至高の意志

3

天才の片鱗

2

破滅の刻

2

しかし《奔流の機械巨人》の代わりに、フィニッシャーとして《霊気池の驚異》でのコンボプランを使用しています。そして時にこのコンボは、あっという間にゲームを終わらせることもあります。

このデッキがロングゲームの末、手札から《龍王アタルカ》《絶え間ない飢餓、ウラモグ》を直接プレイすることことは決して珍しいことではありません。

このデッキへのベストな対抗手段

刻み角没収厳粛儀礼的拒否

『イクサラン』からの新戦力候補

殺戮の暴君

このカードはコントロールデッキに対する強力なサイドボードになりえます。《霊気池の驚異》の有無に関わらず唱えることができますし、タフネス6というサイズは《奔流の機械巨人》を乗り越えるのに十分です。

4位: 青赤《アーティファクトの魂込め》


青赤《アーティファクトの魂込め》

5 《島》
5 《山》
4 《シヴの浅瀬》
4 《尖塔断の運河》
1 《さまよう噴気孔》
3 《ダークスティールの城塞》

-土地 (22)-

4 《羽ばたき飛行機械》
3 《搭載歩行機械》
4 《ボーマットの急使》
2 《飛行機械技師》
1 《ピア・ナラーとキラン・ナラー》
1 《熱烈の神ハゾレト》

-クリーチャー (15)-
2 《頑固な否認》
4 《爆片破》
4 《稲妻の一撃》
1 《金属の叱責》
4 《アーティファクトの魂込め》
4 《幽霊火の刃》
4 《密輸人の回転翼機》

-呪文 (23)-
hareruya

搭載歩行機械アーティファクトの魂込めダークスティールの城塞爆片破

青赤《アーティファクトの魂込め》デッキは、モダンの親和のようなアグレッシブなアーティファクト・デッキです。

《幽霊火の刃》《アーティファクトの魂込め》の助力により、《ボーマットの急使》《羽ばたき飛行機械》《密輸人の回転翼機》といったクリーチャーで早いターンから攻撃を仕掛けます。フロンティアに《流刑への道》は存在しませんので、《ダークスティールの城塞》《アーティファクトの魂込め》にはすこぶる手を焼くでしょう。このデッキには4枚ずつの《爆片破》《稲妻の一撃》という優秀な本体火力が搭載されていますので、クリーチャーで数点ダメージを与えればもう勝利は目前です。

このデッキへのベストな対抗手段

刻み角ドロモカの命令俗物の放棄コラガンの命令

『イクサラン』からの新戦力候補

魔術遠眼鏡

《真髄の針》は素晴らしいカードですが、指定すべきカードを予想するか、もしくは戦場に出るまで待つ必要があります。1マナ多く払う必要がありますが、《魔術遠眼鏡》はそういった問題に悩む必要はなくなります。対戦相手の手札にあったならフェッチランドを指定してもいいですし、《歩行バリスタ》《霊気池の驚異》《サヒーリ・ライ》といった存在もあり、このカードはフロンティアで強力なカードであると言えるでしょう。

3位: アタルカレッド


アタルカレッド

9 《山》
1 《森》
2 《燃えがらの林間地》
4 《血染めのぬかるみ》
4 《樹木茂る山麓》
1 《吹きさらしの荒野》

-土地 (21)-

4 《僧院の速槍》
4 《損魂魔道士》
2 《鐘突きのズルゴ》
4 《ケラル砦の修道院長》

-クリーチャー (14)-
4 《乱撃斬》
4 《ドラゴンの餌》
4 《アタルカの命令》
4 《稲妻の一撃》
2 《軍族童の突発》
2 《かき立てる炎》
1 《強大化》
4 《密輸人の回転翼機》

-呪文 (25)-
hareruya

ケラル砦の修道院長アタルカの命令僧院の速槍密輸人の回転翼機

アタルカレッドはフロンティアで最も人気があるデッキの一つであり、いまや環境を代表するデッキでもあります。《アタルカの命令》によって強化された軽いクリーチャーとゴブリントークンにより驚くべきダメージを与えることができる、非常に速い赤アグロです。

《密輸人の回転翼機》に搭乗することも容易く、そのルーティングによりゲームを終わらせるための火力を探してきてくれます。《乱撃斬》《アタルカの命令》《稲妻の一撃》そして《かき立てる炎》と多くの火力がこのデッキには採用されています。

このデッキへのベストな対抗手段

光輝の炎アラシンの僧侶才気ある霊基体集団的蛮行

『イクサラン』からの新戦力候補

暴れ回るフェロキドン

「3マナ・3/3・威迫」はそれだけで優秀です。さらに追加で持っている「ライフゲインを無効化する能力」と「プレイヤーに直接ダメージを与える能力」が、このカードを本当に強力なものにしています。アタルカレッドと対戦する際、多くのデッキがサイドボードでライフゲインしようと試みるでしょうが、その時こそが《暴れ回るフェロキドン》をサイドインする完璧なタイミングです。

また、このカードは《コジレックの帰還》《鞭打つ触手》に耐えることができるので、《軍族童の突発》のようなトークンカードと入れ替えるにはうってつけです。

2位: バント人間カンパニー


バント人間カンパニー

3 《森》
3 《平地》
1 《島》
2 《梢の眺望》
2 《大草原の川》
4 《溢れかえる岸辺》
4 《吹きさらしの荒野》
3 《樹木茂る山麓》
1 《植物の聖域》
1 《要塞化した村》

-土地 (24)-

4 《スレイベンの検査官》
4 《栄光半ばの修練者》
4 《ラムホルトの平和主義者》
4 《サリアの副官》
1 《ヴリンの神童、ジェイス》
4 《反射魔道士》
4 《改革派の結集者》
4 《不屈の追跡者》

-クリーチャー (29)-
3 《ドロモカの命令》
4 《集合した中隊》

-呪文 (7)-
hareruya

反射魔道士集合した中隊サリアの副官不屈の追跡者

私のプレイスタイルに完璧にマッチしているので、このバント人間カンパニーは最も好きなデッキです。もしこのデッキについてもっと知りたいようでしたら、こちらの記事(※英語のみ)をご覧ください。

このデッキへのベストな対抗手段

払拭破滅の刻精霊龍、ウギン衰滅

『イクサラン』からの新戦力候補

手付かずの領土

このデッキのクリーチャーは「人間」で統一されています。クリーチャーでない呪文は7枚しか採用されていませんが、あまりに入れすぎると《ドロモカの命令》をプレイする際に問題になりえます。このリストで言うと、《植物の聖域》《要塞化した村》をそれぞれ《手付かずの領土》に差し替えるでしょう。

1位: 青黒コントロール


青黒コントロール

5 《島》
5 《沼》
4 《窪み渓谷》
4 《汚染された三角州》
4 《血染めのぬかるみ》
1 《溢れかえる岸辺》
2 《陰鬱な僻地》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》

-土地 (26)-

4 《奔流の機械巨人》
1 《漂う死、シルムガル》

-クリーチャー (5)-
4 《致命的な一押し》
4 《巧みな軍略》
4 《闇の掌握》
1 《否認》
1 《検閲》
2 《不許可》
2 《本質の摘出》
1 《虚空の粉砕》
1 《不帰+回帰》
2 《衰滅》
4 《時を越えた探索》
1 《宝船の巡航》
2 《最後の望み、リリアナ》

-呪文 (29)-
hareruya

致命的な一押し時を越えた探索奔流の機械巨人最後の望み、リリアナ

これまでは3-4色のコントロールが主流でしたが、松田 幸雄は2色の斬新かつ強力なコントロールデッキを組み上げるとともに第9期フロンティア挑戦者決定戦を制し、厳しいマナベースにしてまで色を増やす必要がないことを証明しました。このデッキは本当に強力で、攻撃的な戦略をすべて粉砕できるうえ、他のデッキに対しても十分な勝機を持っています。

《致命的な一押し》《闇の掌握》という環境で最良の除去呪文を有していますし、フェッチランドと《巧みな軍略》のおかげで《時を越えた探索》も簡単にプレイできます。《時を越えた探索》《奔流の機械巨人》を探し、さらにその《奔流の機械巨人》《時を越えた探索》ができるのです!

フロンティアではすべてのデッキが強力ですし、私自身はバント人間カンパニーが一番好きですが、もしフロンティアのベストデッキを挙げなければいけないとしたら、間違いなくこの青黒コントロールを推すでしょう。

このデッキへのベストな対抗手段

軽蔑的な一撃ゼンディカーの同盟者、ギデオン不屈の追跡者強迫

『イクサラン』からの新戦力候補

選択

《選択》は序盤で土地を探し、そして後半では土地を引かないようにしてくれます。しかしこのデッキでの主な用途は、《時を越えた探索》のために墓地の枚数を増やすことです。

《定業》が旧スタンダードで青黒コントロールのベストカードだったように、この《選択》もフロンティアの青黒コントロールにとってベストカードになると信じています。


この記事を読んで、フロンティアに興味を持ってくれると嬉しいです。

読んでくれてありがとう。

ジェレミー・デザーニ

この記事内で掲載されたカード


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