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USA Modern Express vol.5 -吹き荒れるEldrazi旋風-

2017/08/10 00:00 

    • Kenta Hiroki
    • コラム

 皆さんこんにちは。

 2018年度のプレミアイベントのスケジュールがアナウンスされ、再びモダンのプロツアーが開催されることが決定しました。また、StarCityGames.com Tourではすでに定番となっているチーム戦もグランプリとプロツアーのフォーマットに採用されることが決まり、2018年シーズンはモダンをプレイする機会が増えそうです。

 構築フォーマットの中でも一番人気であるモダンで開催されたSCGO Syracuseには、900人以上の参加者が集いました。今回の連載ではSCGO Syracuseで入賞したデッキを見ていきます。

SCGO Syracuse
Eldrazi Tronのワンツーフィニッシュ

2017年8月6

  • 1位 Eldrazi Tron
  • 2位 Eldrazi Tron
  • 3位 Merfolk
  • 4位 Jeskai Control
  • 5位 Affinity
  • 6位 Grixis Death's Shadow
  • 7位 UR Gifts Storm
  • 8位 UR Gifts Storm
Dan Musser

Dan Musser

StarCityGames.com

トップ8のデッキリストはこちら

 二日目最大勢力はAffinityで、プレイオフにも勝ち残り安定したパフォーマンスを披露しています。それ以外には、SCGO Baltimore優勝以降常にメタの上位に位置しているGrixis Death's Shadowなどのアグレッシブなデッキが多く二日目に進出していました。

 その次点にEldrazi TronとScapeshiftといった土地コンボ系が勝ち残っており、特にTronとEldraziをハイブリットしたEldrazi Tronは今大会でワンツーフィニッシュを飾るという活躍を見せました。

 惜しくもトップ8入賞こそならなかったものの、《約束の刻》入りのScape Shift根強い人気を誇るSliverデッキなど、モダンらしく多種多様なアーキタイプが見られます。

SCGO Syracuseデッキ紹介

「Eldrazi Tron」「Jeskai Control」「Scapeshift」「Slivers」「G/W Company」

Eldrazi Tron


Dan Musser「Eldrazi Tron」
SCGO Syracuse(1位)

2 《荒地》
4 《エルドラージの寺院》
4 《ウルザの塔》
4 《ウルザの魔力炉》
4 《ウルザの鉱山》
2 《魂の洞窟》
2 《幽霊街》
1 《ウギンの聖域》
1 《海門の残骸》

-土地 (24)-

4 《歩行バリスタ》
4 《作り変えるもの》
4 《現実を砕くもの》
4 《難題の予見者》
2 《終末を招くもの》
1 《ワームとぐろエンジン》
1 《絶え間ない飢餓、ウラモグ》

-クリーチャー (20)-
2 《四肢切断》
2 《全ては塵》
4 《虚空の杯》
4 《探検の地図》
1 《バジリスクの首輪》
1 《大祖始の遺産》
2 《解放された者、カーン》

-呪文 (16)-
3 《大祖始の遺産》
2 《搭載歩行機械》
2 《外科的摘出》
2 《墓掘りの檻》
2 《漸増爆弾》
2 《歪める嘆き》
1 《バジリスクの首輪》
1 《真髄の針》

-サイドボード (15)-
hareruya


 Eldrazi TronはEldraziアグロとTronをハイブリットしたデッキで、シナジーよりも個々のカードパワーで勝負するデッキです。

エルドラージの寺院ウルザの塔

 Eldraziの展開力とTronのロングゲームにおける強さを併せ持つデッキで、2ターン目の《虚空の杯》などGrixis Death's Shadowも含めて多くのデッキをシャットアウトするアンフェアな要素を搭載しています。

 Death's Shadow、Jundなどの各種ミッドレンジ、通常のTronでは不利なBurnなど環境の多くのマッチアップで有利が付きますが、軽い除去が少ないためAffinityは苦手なマッチアップとなります。また、ハンデスやカウンターなど妨害要素も薄いためScapeshiftやAd Nauseamといったコンボデッキも苦手なマッチアップとなります。

☆注目ポイント

虚空の杯

 2ターン目に展開される《虚空の杯》は流行りのGrixis Death's Shadowを含めて環境の多くのデッキを機能不全に陥らせることが可能で、X=1はエルドラージクリーチャーに対するアンサーとなる《流刑への道》やサイドカードの《儀礼的拒否》をもシャットアウトします。

難題の予見者現実を砕くもの

 序盤は《エルドラージの寺院》から《難題の予見者》《現実を砕くもの》といったエルドラージクリーチャーを展開していき、トロンランドが揃ってマナが大量に出る中盤以降は《解放された者、カーン》《歩行バリスタ》などでゲームを決めます。

歩行バリスタ魂の洞窟

 《歩行バリスタ》を序盤にX=1で除去として展開するのは稀で、主にエンドカードとして使っていきます。そういった理由から《探検の地図》は主にトロンランドをサーチしていきます。Grixis Death's Shadowなど《儀礼的拒否》をサイドインしてくるマッチアップでは《魂の洞窟》も選択肢となります。《魂の洞窟》で指定するタイプは基本的にEldraziとなりますが、《歩行バリスタ》を確実に通すためにConstructを指定することもあります。

バジリスクの首輪

 《バジリスクの首輪》《終末を招くもの》《歩行バリスタ》と組み合わせることにより、破壊不能クリーチャーを除く全てのクリーチャーを除去することが可能で、クリーチャーデッキに対しては積極的に狙っていきたいコンボです。

真髄の針漸増爆弾搭載歩行機械

 サイドは苦手なAffinityやコンボ対策、墓地対策が中心で、《真髄の針》はAffinityの《頭蓋囲い》やCounters Companyの《献身のドルイド》、各種ミシュラランド、各種プレインズウォーカー対策になります。《漸増爆弾》は苦手なAffinityに対するスイーパーとして活躍します。《搭載歩行機械》は追加のマストカウンターかつ除去に対するアンサーで、多くのマッチアップでサイドインされます。

Jeskai Control


Jonathan Rosum「Jeskai Control」
SCGO Syracuse(4位)

3 《島》
1 《平地》
1 《山》
2 《神聖なる泉》
2 《蒸気孔》
1 《聖なる鋳造所》
4 《溢れかえる岸辺》
4 《沸騰する小湖》
4 《天界の列柱》
2 《尖塔断の運河》

-土地 (24)-

4 《瞬唱の魔道士》
4 《呪文捕らえ》
2 《聖トラフトの霊》
1 《雷口のヘルカイト》

-クリーチャー (11)-
4 《稲妻》
4 《流刑への道》
4 《血清の幻視》
3 《稲妻のらせん》
3 《論理の結び目》
3 《電解》
4 《謎めいた命令》

-呪文 (25)-
2 《儀礼的拒否》
2 《大祖始の遺産》
2 《ルーンの光輪》
2 《石のような静寂》
1 《ヴェンディリオン三人衆》
1 《払拭》
1 《摩耗+損耗》
1 《安らかなる眠り》
1 《神々の憤怒》
1 《至高の評決》
1 《太陽の勇者、エルズペス》

-サイドボード (15)-
hareruya


 カードパワーが高くデッキの種類の多いモダン環境では、相手のアクションを全て捌き切るのは困難で、伝統的な青いコントロールはモダンではあまり有効な戦略とされていませんが、それでもコントロールデッキは形を変えつつ結果を残し続けています。

 現環境ではコントロールデッキでも積極的に攻めることが求められています。ミシュラランドや数体のフィニッシャーによってゲームを決めるよりも、コストの軽いクリーチャーを展開しカウンターや除去などでバックアップするクロックパーミッションやミッドレンジ寄りの戦略が主流です。

謎めいた命令瞬唱の魔道士

 《謎めいた命令》 のように相手のアクションを捌いていくカードによってコントロールデッキのように振舞いつつ、《聖トラフトの霊》のように軽い除去耐性のあるクロックで攻めに回ることも可能です。《瞬唱の魔道士》によるアドバンテージにより消耗戦を挑むという選択肢もあり、このように現在のコントロールデッキは状況に応じた役割を理解することが重要です。

☆注目ポイント

聖トラフトの霊

 《聖トラフトの霊》はブロッカーを展開しないコンボに対して有効なクロックとなり、流行りのDeath's Shadowデッキに対しても単体除去が効かず飛行に対抗する手段も乏しいのでプレッシャーとなります。全体除去をメインから採用しているデッキが少ないのも、このクリーチャーにとっては大きな追い風です。

雷口のヘルカイト

 このデッキのフィニッシャーとして採用されている《雷口のヘルカイト》《致命的な一押し》で処理されず、5/5飛行はDeath's Shadowにとって脅威となります。速攻は奇襲性もあり、Enter The Battlefield能力はこのタイプのデッキにとっては厄介となる《未練ある魂》対策にもなります。プロアクティブな戦略も取り入れた現在のコントロールを象徴するフィニッシャーです。

ルーンの光輪

 サイドの《ルーンの光輪》は白いコントロールデッキでときおり見かけるエンチャントで、主な勝ち手段が探査クリーチャーと《死の影》と限定的なGrixis Death's Shadowとのマッチアップや、このデッキにとって厄介なEldraziデッキの《難題の予見者》《現実を砕くもの》、Scapeshiftの《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》など使えるマッチアップが多く、隠れた優秀なサイドカードです。

Scapeshift


Collins Mullen「Scapeshift」
SCGO Syracuse(17位)

6 《山》
2 《森》
4 《踏み鳴らされる地》
3 《燃えがらの林間地》
4 《樹木茂る山麓》
3 《吹きさらしの荒野》
1 《霧深い雨林》
4 《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》

-土地 (27)-

4 《桜族の長老》
1 《ウッド・エルフ》
4 《原始のタイタン》

-クリーチャー (9)-
1 《召喚士の契約》
1 《探検》
3 《遥か見》
4 《明日への探索》
4 《風景の変容》
4 《約束の刻》
4 《カルニの心臓の探検》
3 《虹色の前兆》

-呪文 (24)-
3 《稲妻》
2 《強情なベイロス》
2 《仕組まれた爆薬》
2 《大祖始の遺産》
2 《神々の憤怒》
1 《再利用の賢者》
1 《カメレオンの巨像》
1 《塵への崩壊》
1 《粉砕の嵐》

-サイドボード (15)-
hareruya


溶鉄の尖峰、ヴァラクート風景の変容

 《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》を軸にした土地コンボデッキで、《風景の変容》によってゲームを決めます。

 よく見られる緑赤のリストは《稲妻》《反逆の先導者、チャンドラ》といったカードも見られますが、Collins Mullen のリストはメインは緑単でサイドに除去を採用しているのみで赤が薄い構成です。

 『破滅の刻』から《約束の刻》という新戦力を獲得し、勝ち手段の《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》を探しやすくなりました。

☆注目ポイント

約束の刻

 《約束の刻》は最速3ターン目にキャスト可能で、《原始のタイタン》と同様の効果が得られ3ターン目にして土地が7枚になり4ターン目に《風景の変容》《原始のタイタン》をキャスト可能になりより安定してコンボが決められるようになります。

虹色の前兆

 《虹色の前兆》は多色のバージョンで採用されることの多いカードですが、緑赤の2色のこのデッキでも《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》が誘発しやすくなり、土地をサーチする新カードの《約束の刻》とも相性が良いエンチャントです。

カメレオンの巨像強情なベイロス

 相手はサイド後に《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》《風景の変容》を対策してくるので、追加の勝ち手段として《カメレオンの巨像》《強情なベイロス》が採用されています。《カメレオンの巨像》はプロテクション(黒) 持ちなので流行りのGrixis Death's Shadowに有効なフィニッシャーとなります。《強情なベイロス》はBurnなどのライフを攻めてくる相手や、ハンデスを多用するデッキに効果的なクリーチャーで、タフネスも4あり火力系の除去に耐性があります。

Slivers


Paul Conlin「Slivers」
SCGO Syracuse(13位)

1 《沼》
1 《森》
1 《草むした墓》
1 《繁殖池》
3 《新緑の地下墓地》
4 《魂の洞窟》
4 《変わり谷》
4 《スリヴァーの巣》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》

-土地 (20)-

4 《風乗りスリヴァー》
4 《マナ編みスリヴァー》
4 《捕食スリヴァー》
4 《筋力スリヴァー》
3 《拡散スリヴァー》
2 《歩哨スリヴァー》
1 《暗心スリヴァー》
1 《宝革スリヴァー》
4 《菅草スリヴァー》
2 《収差スリヴァー》
2 《壊死スリヴァー》

-クリーチャー (31)-
1 《四肢切断》
4 《集合した中隊》
4 《霊気の薬瓶》

-呪文 (9)-
3 《調和スリヴァー》
2 《熱狂スリヴァー》
1 《心鞭スリヴァー》
1 《奇声スリヴァー》
1 《拡散スリヴァー》
1 《誘導スリヴァー》
1 《吸管スリヴァー》
1 《休眠スリヴァー》
1 《念動スリヴァー》
1 《心霊スリヴァー》
1 《巣主スリヴァー》
1 《カメレオンの巨像》

-サイドボード (15)-
hareruya


 昔から根強い人気の部族であるSliverは、構築フォーマットでも十分通用することが証明されました。

捕食スリヴァー集合した中隊筋力スリヴァー

 Merfolkと同様の部族アグロですが、《集合した中隊》デッキのバリエーションとしてもカウントされます。インスタントスピードで展開される《捕食スリヴァー》《筋力スリヴァー》といったロードは、相手のダメージ計算を狂わせます。

壊死スリヴァー調和スリヴァー心鞭スリヴァー

 ほぼクリーチャーオールインなデッキで相手に干渉するスペルが少なめなので《壊死スリヴァー》《調和スリヴァー》《心鞭スリヴァー》といったSliverクリーチャーの能力をうまく使っていきたいところです。

☆注目ポイント

風乗りスリヴァー

Sliverクリーチャーに飛行を付与する《風乗りスリヴァー》は、このデッキにとって最も重要な1枚です。流行りのGrixis Death's Shadowは飛行クリーチャーを苦手とし、除去も《拡散スリヴァー》《菅草スリヴァー》といったSliverクリーチャーで耐性を付けていきます。

歩哨スリヴァーマナ編みスリヴァー

 《歩哨スリヴァー》《マナ編みスリヴァー》の能力を利用することにより、攻撃しつつ展開することが可能になり、マナ食い虫の《壊死スリヴァー》の能力も使いやすくなります。

スリヴァーの巣

 Sliver用の土地の《スリヴァーの巣》は、《魂の洞窟》と共にこのデッキのマナ基盤を支えるだけでなく、マナが余る中盤以降はトークン精製能力によりアドバンテージも稼ぎだします。

カメレオンの巨像

 《カメレオンの巨像》は多相クリーチャーなのでSliverクリーチャーの恩恵を受けることも可能で、プロテクション(黒) と高タフネスのおかげで多くの除去に耐性があり、現環境では非常に強力なクリーチャーとなります。

G/W Company


JAmes Wray「G/W Company」
SCGO Syracuse(19位)

5 《森》
2 《平地》
2 《寺院の庭》
1 《草むした墓》
4 《吹きさらしの荒野》
1 《樹木茂る山麓》
4 《幽霊街》
1 《ガヴォニーの居住区》
1 《絡みつく砂丘》
1 《地平線の梢》

-土地 (22)-

4 《貴族の教主》
3 《極楽鳥》
2 《漁る軟泥》
1 《復活の声》
4 《クルフィックスの狩猟者》
4 《聖遺の騎士》
2 《迷える探求者、梓》
2 《エイヴンの思考検閲者》
2 《ラムナプの採掘者》
2 《台所の嫌がらせ屋》
1 《永遠の証人》
1 《不屈の追跡者》

-クリーチャー (28)-
4 《流刑への道》
2 《未練ある魂》
4 《集合した中隊》

-呪文 (10)-
2 《無私の霊魂》
2 《復活の声》
2 《外科的摘出》
2 《石のような静寂》
1 《ボジューカの沼》
1 《絡みつく砂丘》
1 《戦争の報い、禍汰奇》
1 《クァーサルの群れ魔道士》
1 《再利用の賢者》
1 《静寂の守り手、リンヴァーラ》
1 《囁きの森の精霊》

-サイドボード (15)-
hareruya


 《集合した中隊》デッキはAbzan CompanyやCounters Companyのように無限ライフや無限ダメージといったコンボ要素を搭載したものが主流でしたが、今回上位入賞を果たしたバージョンは《集合した中隊》でアドバンテージを得るミッドレンジです。

集合した中隊

 SCG Tourでコンスタントに入賞しているTodd Stevensがチーム戦のSCGO Atlantaで優勝したことで広まったデッキで、『破滅の刻』からの新カードである《ラムナプの採掘者》も含まれている面白いデッキです。

 《幽霊街》による土地破壊を駆使し、マナ基盤が弱いGrixis Death's ShadowやTronをメタったデッキで、コンボに頼っていない分ハンデスや墓地対策にも耐性があり、《集合した中隊》のアドバンテージにより多くのフェアデッキにも強くお勧めのデッキの1つです。

☆注目ポイント

ラムナプの採掘者迷える探求者、梓聖遺の騎士幽霊街

 《世界のるつぼ》を内蔵した《ラムナプの採掘者》《幽霊街》を墓地から使い回すことを可能にし、《迷える探求者、梓》《聖遺の騎士》といったクリーチャーとも非常に相性が良いです。《聖遺の騎士》でサーチする土地は、《幽霊街》の他にも全体を強化する《ガヴォニーの居住区》、カードアドバンテージが得られる《地平線の梢》といった選択肢があります。

不屈の追跡者エイヴンの思考検閲者

 《不屈の追跡者》は、土地を複数プレイできるこのデッキならかなりのアドバンテージが期待できます。《エイヴンの思考検閲者》は今大会で多数の入賞者を輩出したGifts StormやScapeshiftといったサーチスペルを軸にしたデッキに特に有効で、環境のほとんどのデッキがフェッチランドなど何かしらのサーチ手段を採用しているため、メインボードでも十分に活躍します。

珊瑚兜への撤退反射魔道士呪文捕らえ

 《献身のドルイド》《療治の侍臣》といったコンボパーツを使う必要がないので、単体でのカードパワーに勝り他のミッドレンジに有利な構成となっています。緑白の2色はマナ基盤も安定していますが青を足すことで《聖遺の騎士》とコンボになる《珊瑚兜への撤退》や、過去のスタンダードのBant Companyでもお馴染みの《反射魔道士》《呪文捕らえ》といった優秀なクリーチャーにもアクセスができるようになるので考慮に値します。

総括

 SCGO SyracuseはEldrazi Tronがワンツーフィニッシュを飾り、SCGO Baltimore以降勝ち続けていたGrixis Death's Shadowは数を減らしてきています。Grixis Death's Shadowの没落とEldrazi Tronの隆盛の陰に隠れていますが、2日目に進出した4名のUR Gifts Stormがすべてトップ16以内に入賞していることも注目に値します。

遵法長、バラルけちな贈り物ゴブリンの電術師

 緑黒ミッドレンジ系やDeath's Shadowのハンデス/除去など軽い妨害要素を多用するデッキが失速し、Eldrazi Tronが勝ち残ったことによりコンボデッキは復権の兆しを見せています。

 Eldrazi Tronに強く、《約束の刻》という新戦力を獲得して安定性が増したScapeshiftも無視できない存在で、他のコンボと同様にハンデスを主力とするデッキの減少に伴い上位で見られるようになってきました。

 来週末にはSCGO Richmond、GP Birmingham、GP Sao Pauloとモダンのイベントが充実しているのでモダン好きな方はお見逃しなく。それでは次回の連載でまた会いましょう、楽しいモダンライフを!

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