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Round 6: 伊藤 大明(神奈川) vs. 樋口 証(神奈川)

2017/03/12 00:00 

By Kazuki Watanabe


 PWCのスイスラウンド、第6回戦の模様をお届けしよう。

 フィーチャーエリアに呼ばれて、まず座席に着いたのは"ブラマス"伊藤 大明(神奈川)。独自の調整が施された「ジャンド」を持ち込み、上位をキープしている。

 続けて"PWCのベテラン"樋口 証が座る。今シーズンのPWCに参加すること30回。PWCのレガシー大会が開催されれば、かなりの確率で上位卓に名前を見ることができる。今回は「マルドゥ機体」で勝ち星を重ねる、PWC常連だ。

 トップ8入賞を射程距離に捉えたもの同士の一戦。じっくりと見ていこう。



Game 1


 《歩行バリスタ》を樋口が唱え、伊藤が《キランの真意号》を唱えてゲームスタート。3ターン目、樋口は土地を伸ばしてターンを返す。

 伊藤は《不屈の追跡者》を唱えて戦力を追加。対する樋口はエンドフェイズに《無許可の分解》で盤面を落ち着かせて、「先手、4ターン目、《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》

ゼンディカーの同盟者、ギデオン

 この環境を代表する、「強力な動き」の代名詞だ。返しの《キランの真意号》を見越して、「+1」能力を使っておくことも忘れず、形勢は大きく樋口に傾いた。

 伊藤は慌てることなく《不屈の追跡者》を唱えてから、《霊気拠点》をプレイ。《キランの真意号》に「搭乗」して、《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の忠誠値を1まで減らす。

 攻勢に出る樋口は《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》《歩行バリスタ》でアタック。ライフを大きく削っていく。

 さらに《無許可の分解》《不屈の追跡者》を対象に取り、3点のダメージ追加を狙う。これは伊藤が許さず、《致命的な一押し》《歩行バリスタ》を除去。



伊藤 大明



 ターンを受けた伊藤。削られたライフを意に介さず、《現実を砕くもの》を唱えて《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を落とす。次のターンに樋口が再び《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を唱えても、涼しい顔だ。

現実を砕くもの

 《現実を砕くもの》が、再び《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》に襲いかかる。さらに土地を伸ばして、《歩行バリスタ》をX=3で唱えて戦力は十分。樋口も《霊気圏の収集艇》を唱えて、ターン終了。

 伊藤はじっくりと盤面を見つめて、思考を巡らせる。

キランの真意号現実を砕くもの

 《キランの真意号》《現実を砕くもの》が攻撃に走ると、樋口は一度天を仰いだ。ひとまず《致命的な一押し》《キランの真意号》を除去して戦場を落ち着かせるように試みるが、《キランの真意号》《不屈の追跡者》が戦線に加わり、まだまだ沈静化はしそうにない。

 三度、《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》。即座に紋章として、《霊気圏の収集艇》で攻撃。これを伊藤は《キランの真意号》で迎え撃ち、《歩行バリスタ》の2点を重ねて撃墜。

 ターンを受けた伊藤。《霊気との調和》から《山》をプレイ。手がかりトークン2つをドローに変換し、《不屈の追跡者》がサイズアップ。そのまま《現実を砕くもの》《不屈の追跡者》が10点のダメージを加え、さらに《歩行バリスタ》を追加したところで、樋口は投了した。

伊藤 1-0 樋口


Game 2


 一矢報いたい樋口。《スレイベンの検査官》《屑鉄場のたかり屋》と理想的な動き出し。対する伊藤も《風切る泥沼》《ニッサの誓い》と続けて、こちらも十分。

 《屑鉄場のたかり屋》が攻撃するが、これには《致命的な一押し》が襲う。その後、再び《屑鉄場のたかり屋》を唱えてターン終了。

 ここから、《屑鉄場のたかり屋》《自然廃退》《不屈の追跡者》《空鯨捕りの一撃》《歩行バリスタ》《ショック》と、除去を互いに応酬する。

難題の予見者

 そのやり取りは、樋口が《難題の予見者》を唱えたことで終了する。公開された伊藤の手札は、《歩行バリスタ》《現実を砕くもの》《ゲトの裏切り者、カリタス》《害悪の機械巨人》。ここでは《現実を砕くもの》を選びターン終了。



樋口 証


 対する伊藤は《ゲトの裏切り者、カリタス》。さらに次のターン、《歩行バリスタ》を「X=3」で唱える。

 このまま押し切られることを避けるため、樋口はエンドフェイズに《大天使アヴァシン》を唱える。そして、《大天使アヴァシン》《難題の予見者》で攻撃。伊藤は《歩行バリスタ》《ゲトの裏切り者、カリタス》《難題の予見者》をブロックする。カリタスはゾンビを残して墓地へと沈む。

ゲトの裏切り者、カリタス大天使アヴァシン

 次のアップキープ、樋口は一度《大天使アヴァシン》に手を伸ばすが、《ゲトの裏切り者、カリタス》のテキストを確認して手を止める。効果により、変身はできない。

 伊藤は《害悪の機械巨人》。対象はもちろん《大天使アヴァシン》。対する樋口は、手札からもう1体の《大天使アヴァシン》を出し、対消滅によって回避する。

 攻勢に出る伊藤。相手が土地を伸ばすのみで終えたターンを好機と見て、《生命の力、ニッサ》を唱える。一瞬止まった樋口は、テキストを確認する。《霊気拠点》がクリーチャー化し、攻撃に移った。

 大きくゲームを動かされた樋口。《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を唱えて即座に紋章に、さらに《屑鉄場のたかり屋》を唱えて戦線を保とうと試みる。

風切る泥沼生命の力、ニッサ害悪の機械巨人歩行バリスタ

 しかし、時既に遅し。《風切る泥沼》《生命の力、ニッサ》が動かした《産業の塔》《害悪の機械巨人》、そして3/3の《歩行バリスタ》の攻撃は、どれだけブロックに工夫を凝らしても、受けきれない

樋口「負け、ですね」

 その読点に込められた悔しさが、フィーチャーエリアに響いた。



伊藤 2-0 樋口

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