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オリジナルフォーマット「フロンティア」の魅力に迫る

2016/09/26 00:00 

    • 晴れる屋メディアチーム
    • コラム
by Yusuke Kanazawa


 ローテーション。それはスタンダードに訪れる出会いと別れの季節。

 新しいカードとの出会いにときめく一方、慣れ親しんだカード、デッキとの別れは寂しいものだ。

 ストレージの奥深く、日の目を見ることなく眠るかつての名カードたち。


ゴブリンの熟練扇動者時を越えた探索包囲サイ
溢れかえる岸辺先祖の結集かき立てる炎


 叶うならば、かつてのスタンダードデッキを再現したい。

 そこで活躍した数々のカードたちを、ストレージに眠っているカードたちを使いたい。

 そう願ったことはないだろうか?



 ……もし、それが叶うとしたら?

 それはスタンダードではなく、

 あるいはモダンでも、レガシーでも、ヴィンテージでも、パウパーでもない。



 そう、それは。そのフォーマットの名は。



■ オリジナルフォーマット「フロンティア」



 この度、【BIGMAGIC】【晴れる屋】が共同で開発したオリジナルフォーマット、それが「フロンティア」だ。


フロンティア【frontier】

1. 国境地方。辺境。特に、米国開拓時代の開拓地と未開拓地との境界地域。

2. 未開拓の分野。新分野。また、学問・技術の最先端。最先端の業績。

【goo辞書】より引用させていただきました。


 「開拓」に関わる用語として多く用いられるフロンティア。その名を冠したオリジナルフォーマットを届けるにあたり、何はさておき必要なのがフォーマットの説明だろう。


進化する未開地


 オリジナルフォーマットと聞いてプレイヤーの関心が真っ先に向かうもの、それは使用可能なブロックの範囲である。

 マジックはその年月を経る過程において、枠のデザインが何度か変更されている。


ギトゥの火苦悩火火口の爪


 あくまで通称ではあるが、これらの枠デザインは左から「旧枠」「新枠」「新・新枠」と呼称されている。

 やや横道に逸れるが、モダンは新枠以降のブロック、すなわち『第8版』をスタート地点と定めている。

 話をフロンティアに戻そう。このフォーマットのスタート地点はどこか。それは現時点での枠デザインの最前線、新・新枠が初めて使用された『基本セット2015』を基点と定めている。

 ここで図解を示そう。以下が現時点で使用可能なセットの一覧となる。


2016年10月時点での使用可能セット

『基本セット2015』
『タルキール覇王譚』
『運命再編』
『タルキール龍記伝』
『マジック・オリジン』
『戦乱のセンディカー』
『ゲートウォッチの誓い』
『イニストラードを覆う影』
『異界月』
『カラデシュ』

※2016年9月26日時点での禁止カードはありません。


 今週発売となる『カラデシュ』を含めた10セットをもって、フロンティアは始動するのである。



■ フロンティアを立ち上げた理由

 ここではフロンティア発足に至る理念、その一旦に触れておこう。

 2014年8月、スタンダードのローテーション周期が変更となった。

 具体的には今まで年に一度、秋口に行われたローテーションが年2回、春と秋に行われる形となった。



上のラインが従来のローテーション、下のラインがこれからのローテーションを表している。

※画像は【公式記事「変身」】より引用させていただきました。


 スタンダードの新陳代謝が活発になった半面、その入れ替わりのスピードについていくことが難しいという声も上がっているのが実情だ。

 ではスタンダードと異なりローテーションの存在しないモダンではどうか。なるほど確かにローテーションは存在しないだろう。

 しかしながら、これからモダンに参入する障壁の高さは如何ほどか。モダンのカードはスタンダードと比較して高額なものも多く、これがモダンを始めたいプレイヤーにとって大きな壁として立ちはだかっている。


霜の壁


 で、あるならば。

 ローテーションもなく、それでいて最近のプレイヤーにとっても参入しやすい環境。それを追い求めた結果としてフロンティアが見出された。


分かち合う発見


 『基本セット2015』や『タルキール覇王譚』といった近年のセットであれば所持しているプレイヤーも多く、これから揃えることも容易だろう。

 友好色フェッチランドに始まり《包囲サイ》《カマキリの乗り手》、あるいは《召喚の調べ》といった名カードの数々に加え、今ではほとんどのフォーマットで禁止となっている《時を越えた探索》《宝船の巡航》も使用可能となっている。

 新しいフォーマットを始めたい。新しい刺激がほしい。そんなプレイヤーの欲求を、フロンティアはきっと満たしてくれるはずだ。



■ フロンティアのこれから

 今後、フロンティアはプレイヤーに広く間口を開いていく。

 10月より開催される各種大会情報についてお届けしよう。晴れる屋トーナメントセンターでは毎週水曜日に、【BIGMAGIC 秋葉原店】では毎週土曜日にそれぞれ大会を開催する。

 そして10月30日(日)には晴れる屋トーナメントセンターにて「BIGMAGIC協賛 フロンティアチャレンジカップ」が開催される。こちらはなんと参加費無料の大盤振る舞いだ。我こそはというプレイヤーの挑戦を楽しみに待っている。

 大会の詳細については【特設サイト】をご覧いただきたい。

 また、Hareruya Pros・高橋 優太によるフロンティアのデッキ案内が後日掲載される予定となっている。それを参考にデッキを考えるのもいいだろう。

 それに先立ち、サンプルデッキをお届けしよう。



サンプルデッキ「ジェスカイの隆盛」
晴れる屋メディア編集部

1 《森》
1 《島》
1 《山》
1 《平地》
2 《燃えがらの林間地》
2 《大草原の川》
1 《梢の眺望》
4 《溢れかえる岸辺》
4 《吹きさらしの荒野》
4 《樹木茂る山麓》

-土地 (21)-

4 《爪鳴らしの神秘家》

-クリーチャー (4)-
4 《促進》
4 《空間の擦り抜け》
4 《有事対策》
4 《大自然の反撃》
4 《テイガムの策謀》
4 《苦しめる声》
4 《宝船の巡航》
3 《時を越えた探索》
4 《ジェスカイの隆盛》

-呪文 (35)-
hareruya





サンプルデッキ「アブザンアグロ」
高橋 優太

4 《森》
2 《平地》
1 《梢の眺望》
1 《燻る湿地》
4 《吹きさらしの荒野》
4 《樹木茂る山麓》
4 《秘密の中庭》
3 《乱脈な気孔》
2 《花盛りの湿地》

-土地 (25)-

4 《始まりの木の管理人》
4 《森の代言者》
3 《残忍な剥ぎ取り》
4 《先頭に立つもの、アナフェンザ》
4 《包囲サイ》

-クリーチャー (19)-
4 《集団的蛮行》
4 《ドロモカの命令》
4 《アブザンの魔除け》
4 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》

-呪文 (16)-
hareruya



 オリジナルフォーマットを開催するのは我々にとっても新たな挑戦となる。

 プレイヤー諸氏におかれても、この未知の「開拓」にぜひとも挑戦してほしい。そこにはきっと、豊穣な世界が広がっているだろう。






この記事内で掲載されたカード


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