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Round 4: 中道 大輔(東京) vs. 山本 康平(埼玉)

2014/03/09 00:00 

By Atsushi Ito

 4回戦目。ここにきていよいよすべてのプレイヤーがペアリングシートに名前を連ねることになる。

 すなわち、119名の参加者の中でたった4人しかいない3bye持ちの猛者たちが、ついに出陣するのだ。

 その1人。

 渡辺 雄也から脈々と受け継がれ、今期で9代目となる「ミスターPWC」の称号を戴冠したのが、中道だ。

 今期のPWCレース終盤では、ランキングトップだった簗瀬 要を最後の最後でドラマチックに大逆転し、見事ミスターをもぎとったという。

 プロツアー「ニクスへの旅」のPTQも突破しており、関東の草の根では今最も注目すべきプレイヤーであろう。

 対するは赤白バーンを駆り、1byeから2連勝とここまでは好調の山本。

 黒単タッチ赤の「ミスターPWC」中道を、華麗に焼きつくすことができるか。



 なおちなみに速報として、この2人とは全く関係ないが、1回戦目でフィーチャーしたPWCC2連覇の遠藤が、この時点で0-3からのbyeで3連覇が一瞬で闇に消えたことを付記しておく。


Game 1


 《凱旋の神殿》に対し《静寂の神殿》と、両者ともにこの環境を象徴するかのような「占術」スタート。

 山本が1ターン遅れの《ラクドスの哄笑者》から《灰の盲信者》と出すが、中道が《胆汁病》で押しとどめる。

 だが山本、意に介さず戦闘後に2体目の《ラクドスの哄笑者》を展開。攻勢を緩めない。



 返すターンに中道が《生命散らしのゾンビ》をプレイするが、露わになった山本の手札は、

《ボロスの魔除け》
《灼熱の血》
《聖なる鋳造所》

 というもの。他の選択肢として《英雄の破滅》もあった中道だったが、完全に裏目を引いた格好。すなわち、《生命散らしのゾンビ》への《灼熱の血》でこのターン大ダメージをもらってしまう。

 さらに《変わり谷》までセットされてしまうと、今さら《英雄の破滅》を撃ってみてもテンポロス甚だしい。

 やがて《ボロスの魔除け》が中道を介錯したのだった。

中道 0-1 山本



Game 2

 《漸増爆弾》を置く中道に対し、山本は《凱旋の神殿》を3枚並べて「占術」を続け、手札を整える。

 動きがない山本を見るや、中道は5ターン目に《アスフォデルの灰色商人》をアタッカーとして送り出す。

 しかし《頭蓋割り》があれば合わせそうなところだというのに、これに対しても山本の反応がない。

 代わりに、ここでようやくエンド前に《マグマの噴流》を撃ちこむのだが、しかしこの「占術」も両方ライブラリーの下へ。

 そして気がつけば山本、既に6枚もの土地を置いてしまっている。

 さらに7枚目、8枚目と淡々とセットランドを続ける山本。バーンデッキからすれば完全なるマナフラッドである。

 そしてそんな山本に、中道の必殺技が炸裂した。

ラクドスの復活


 X=6の《ラクドスの復活》!!

中道 1-1 山本


Game 3

 先手2ターン目《火飲みのサテュロス》、3ターン目アップキープに《マグマの噴流》といういまいち噛み合わないスタートの山本に対して、中道がしっかり《肉貪り》を合わせる。

 さらに返しに《強迫》を撃つと、

《チャンドラのフェニックス》
《岩への繋ぎ止め》
《ボロスの魔除け》
《ミジウムの迫撃砲》
《マグマの噴流》

 という打点が不足気味の山本の手札内容から、一見不要牌である《岩への繋ぎ止め》を叩き落とす。

 ということはつまり。

 中道の《冒涜の悪魔》が降臨!

 一気にゲームを決めにかかる。

 仕方なく《ボロスの魔除け》を本体に撃ちこむ山本だが、中道のライフはまだ12。

 続くターン、《チャンドラのフェニックス》をプレイしての2体アタックを《英雄の破滅》で削ぎつつ、《アスフォデルの灰色商人》で4点をドレイン。ライフは5対14、圧倒的に盤石か。



 だが、山本の目はまだ死んでいない。

 《冒涜の悪魔》《マグマの噴流》《ミジウムの迫撃砲》で処理し、残り手札は1枚。

 ここで中道、山本のわずかな希望を摘み取るべく、意を決してライフを犠牲に《思考囲い》をプレイ!

 だが、めくれたのはおよそダメージ源にならなさそうな《火飲みのサテュロス》

 そう、山本の希望は手札ではなく、「占術」で上に積まれたライブラリトップにあった。

 返すターンにトップから《戦導者のらせん》を撃ちこむと、自身の延命を図りつつ中道のライフを6まで追い詰める。

 こうなると一刻も早く山本を倒したい中道だが、手札に来るのは除去スペルばかり。

 そして対する山本が、稼いだターンで引き込んだのは……

 《稲妻の一撃》《ボロスの魔除け》だった。

中道「《思考囲い》撃たない方が良かったかなー」

 そう言いながらめくったライブラリトップは。

 引いたらその場で勝っていたはずの、《ラクドスの復活》なのだった。

中道 1-2 山本